5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【恐怖】山にまつわる怖い話 巻の二【戦慄】

214 :底名無し沼さん:02/10/19 20:18
私がまだうら若き乙女だった頃の北八でのある小屋での話。
なんでだか夕食が済むまで各自部屋に入れてもらえなかった。
消灯時間の9時近くなって、やっと二階の部屋に案内された。
単独者(私も単独)や夫婦者を含む数組の登山者が6〜4・5
畳の殺風景な畳敷きの部屋にそれぞれ入った。
部屋には薄暗い赤電球はあったが、間もなく点かなくなり、
仕方なくヘッドランプを点けて寝支度をした。

そして深夜。し〜んと静まり返った闇の中で、ミシ、ミシ、ミシ
と廊下の床が鳴る音がして私の部屋の前で止まり、続いてカリカリ
カリ・・・という音が。
私の部屋の廊下との境の障子を誰かが外から引っ掻いている・・・
ひえー、な、なんなんだ。
だれだ?こんな悪ふざけをするのは・・・

食事の時に一緒だった単独行の暗い感じの男性が隣の部屋に
入っているのを思い出した。
まさか・・・ね。でも、もしそうだったら、どうしよう!
結局、途切れ途切れに音はしつこく続き、朝までろくに寝られ
なかった。

翌朝、窓から差し込む光の中でよく見たら、その障子はなぜか
丈夫なセロハン紙で張られてあり、一ヶ所、縦に裂けて破れた
穴があって、そこに少しの風が吹き込むたびにカリカリと大袈
裟な音を立てているのだった。
その上、小屋自体が古くて隙間だらけで、少しの風でもあっち
こっちミシミシと音を立てるようなのだ。

「おはようございます。よく寝られましたか?」
廊下に出ると隣室の青年が声をかけてきた。
えっ、夕べ見たよりさわやかそうな人じゃんか。
変なこと疑ってゴメンネ!お兄さん。

82 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)